イエヒト 建築家の注文住宅 事例

国東のセカンドハウス

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遠隔地で行ったオープンシステムの家として3棟目(遠隔地3号)

ある時、遠隔地1号(屋外にリビングのある家)の依頼主と親しいご友人。
こんな会話がなされました。

「ここ(向陽台)の住宅団地、大分空港から近くていいね」
「いいでしょ。空港から車で10分くらいで来れるんだ。僕は東京への出張も県外からの来客も多いからここに決めたんだ。先生も東京への出張が多いようだから、ここにセカンドハウスを建てたら便利になるよ、どう?」
「それもいいねぇ。君と一緒にマイクロバブルの共同研究もできるしね」

というきっかけでしたが、ご友人よりもむしろ奥さまの方が、すっかりこの場所を気に入ってしまいました。そして、この場所もさることながら、遠隔地1号の建物のデザインが気に入りました。

「建築の分離発注方式の創始者につくってもらったんだ。屋外にリビングのある家は、遠隔地で行った分離発注方式の建築として日本初の事例となり、有名な建築雑誌(日経アーキテクチュア)にも載ったんだ。紹介してあげるよ」

このような有り難い経緯で、遠隔地1号のすぐ近く(距離にして100メートルくらい)のところに遠隔地3号が完成しました。完成引き渡しの日に急遽、遠隔地3号の依頼主さまが、この日に集まってきた大工さん、左官さん、カメラマン、そして私たちプラスエム設計のメンバーに、竣工披露パーティーを行ってくださいました。もちろん、遠隔地1号の依頼主家族も交えて。


撮影:渡辺聡・ひとみ
設計:プラスエム設計